海外旅行が好きな人なら一度は考えたことがあろう海外ウエディング。 憧れだけで終わらせるなんてもったいない。 一生に一度のことなので、わがまま言ってでも叶えてみてください。 社会人3年目が始まり、ほんの少しだけ貯金が貯まってきた4月にハワイ挙式を行った僕たち夫婦の実体験をご紹介します。
挙式費用(海外 vs 国内)
まずは固定概念を壊していただきたいので、海外と国内とで結婚式にいくらかかるのかを把握しましょう。
- 海外 平均213.3万円
- 国内 平均362.3万円
ゼクシィ によると、海外で行う結婚式のほうが平均149万円も安いそうです。
※海外の費用は、挙式だけでなくパーティ+旅行代金を含んでいます。
費用面だけ見ると、圧倒的に海外が勝っていますが、この差には理由があります。
それは、海外で結婚式を行う人は、会場の演出や装飾、衣装にお金をかけない人が多いようです。
また、ゲストが少ないため、料理や引き出物の費用が抑えられます。
そうは言っても、社会人3年目に突入したての僕ら共働き夫婦には、213万円なんて金額は用意できません。
では、実際に僕らが行ったハワイ挙式の全貌と、どのような工夫と節約をすることによって、憧れのハワイ挙式を実現できたのかをご紹介していきます。
僕らのハワイ挙式の全貌
開催地 | ハワイ オアフ島 |
挙式日 | 4月中旬 |
ゲスト | 20名(親族11名/友人9名) |
費用 | 約158万円(平均より55万円低い) |
開催地をハワイに決めた経緯
僕ら夫婦の実家は九州と北海道。
しかも当時の勤務先は東京。
この事実もあり、海外で挙式を行えば不平不満の声が上がらなくなるのでは?という考えが心の中にありました。
また、親からは『ハワイで挙式をあげれば?』という非常に軽いノリで提案されるという謎の展開。
この提案が後押しとなり、海外旅行好きである僕ら夫婦は、ハワイ挙式を決行することを決断しました。
代理店を活用
※St.Catalina Seaside Chapel
海外挙式の代理業を行っている「HISアバンティ&オアシス」に、ハワイ挙式について相談しに行きました。
海外挙式に関する情報を丁寧に教えていただいた上で「セント・カタリナ・シーサイドチャペル CIAO掲載プラン」というプランを選択。
このプランには、衣装、メイク、挙式、ビーチや式場での撮影が含まれていました。
色んなプランがあったのですが、チャペルの雰囲気が好みだったので、このプランに決定することに。
準備期間は7カ月
代理店に初めて来店したのは9月でした。
挙式は4月中旬だったので、7カ月前からの準備ということになります。
挙式を4月中旬にした理由は、半年あれば準備できるだろうという予測、航空券代金が安くなる時期という費用面から考えた結果です。
この7カ月の間に、代理店とは複数回のやり取りを行い、当日の追加オプションの選択、衣装の試着等を行いました。
挙式関連費用は158万円(55万節約)
費目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
挙式プラン | 449,000 | 衣装/メイク/挙式/ビーチや式場での撮影 等 |
パーティープラン | 509,000 | 22名分の食事 等 |
その他パーティー関連 | 186,000 | 2次会/衣装の小物/引き出物 等 |
送迎 | 58,000 | ワイキキビーチ-チャペル間 |
航空券関連 | 183,000 | 羽田-ハワイ |
ホテル | 195,000 | 7泊中3泊が高級ホテル |
計 | 1,580,000 |
今回、新婚旅行も兼ねていたため、ホテル代を7泊分で計算していますが、合計は約158万円でした。
冒頭で述べた平均213万円より55万円も安くすることに成功。
そうなるための工夫や節約方法を紹介していきます。
ハワイ挙式実現に向けた節約術
衣装・会場装飾・演出は最低限
まずは基本的なところですが、衣装・会場装飾・演出にはお金をかけないようにしました。
衣装
オプション料金でない場合、タキシードの色は黒でした。
白い砂浜、青い海に黒いタキシードというのは、映えないなと思い、ここは妥協せず、白いタキシードに変更しました。
一方、ウエディングドレスはオプション料金でなくても10種類くらいから選択することができ、その中に素敵なデザインのドレスがあったので、オプションは付けませんでした。
ドレスは1着でしたが、ブーケと腰に巻くリボン等の小物を使い、挙式とパーティでバリエーションを持たせました。
会場装飾
一番写真を撮られるのは新郎新婦なので、僕たちのテーブルだけはオプションで装飾しました。
さすがにここに花がないと、記者会見のような質素なテーブルになってしまうかと思い、迷うことはありませんでした。
演出
代理店の方が「海外挙式はゲストと共にワイワイ食事をするだけでも楽しいですよ。」とおっしゃってくれたこともあり、スクリーン投影やフラダンス等の演出は一切付けませんでした。
実際、当日は急遽母親が司会になり、ゲスト全員に対してスピーチをしてもらうという、ゲスト泣かせの展開になってしまったことにつきましては、若干の心残りがあります...。
司会進行が母親の気分で決定されていくというハラハラドキドキの展開もあり、結果的に演出のオプションがなくても何とかなりました。
できることは代理店に頼まない
代理店に頼むとラクではあるのですが、必要以上に費用がかかります。
なので、自分たちでできるところは代理店を通しませんでした。
式場へのゲスト送迎
式場は、ワイキキビーチから少し離れた東海岸だったので、送迎車を手配しました。
「TRAVEL DONKEY」という会社の送迎プランで、費用は約58,000円でした。
2次会
パーティー後の2次会は、「VELTRA」という会社のプランで、ワイキキビーチに隣接している「Shore Bird Restaurant & Beach Bar」を予約。
費用は1名あたり約4,000円でした。
ホテル
ホテルは「Expedia」、「Booking.com」というホテル予約サイトで予約しました。
詳細は次で説明します。
ホテルをはしご
挙式と新婚旅行をまとめてハワイで行ったので、合計で7泊したのですが、同じホテルに連泊するのではなく、4回も移動しました。
せっかくなので高級ホテルに泊まりたい欲もありましたが、費用を抑えるために緩急を付けました。
挙式前後と最終日のみ奮発することに。
「Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa」が驚きだったのですが、チェックインの際、『ハネムーンですか?』と聞かれ、『はい』と答えたら、とんでもなく良い部屋にアップグレードしてくれました。
ホテル
4/19-20 Queen Kapiolani Hotel
4/21-22 Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa
4/23 Queen Kapiolani Hotel
4/24 Hilo Reeds Bay Hotel
4/25 The Royal Hawaiian a Luxury Collection Resort Waikiki
ゲストからのご祝儀はお断り
さすがにゲストに対して、ハワイまでの旅費をだしてあげることはできなかったので、「旅費は自己負担+ご祝儀は無し」に賛同いただける方に来ていただくことになりました。
その結果、家族以外の友人は9名来てくれたのですが、そのメンツを見ると、海外旅行好きで、数日間の有給を取得できる強者しかいませんでした。
ゴールデンウィーク直前に開催
航空券代が爆上がりするゴールデンウィーク直前の挙式だったので、航空券代を抑えることができました。
融通が利くのであれば、年末年始や夏休みシーズンなどを避けるといいかと思います。
余談ですが、航空券を無料でGETできちゃう方法はこちらで紹介しています。
現地で新婚旅行を決行
僕らは新婚旅行をハワイで行いました。
新たに海外行きの航空券を手配することもなく、時間も手間も費用も抑えることができました。
ハワイ挙式の感想
よかったところ
- 工夫・節約すれば国内挙式の半額以下に抑えられた
- 新婚旅行も現地で行え節約できた
- 地方出身で都内勤務だが1回の挙式で済んだ
- 来てくれる友人は海外旅行が好きだった
- 国内挙式に慣れたゲストも一層楽しめた
- ゲストが少ないから準備がラクだった
よくなかったところ
- 来てくれる友人が少ない
- 事前に式場を見に行けない
費用面以外のメリットもたくさんありますので、海外挙式に憧れている方は諦めないでぜひチャレンジしてみてください。