THIYUN CRANE M2 S はたったの549g
超軽量なので荷物を軽くしたい旅人・Vlogger・YouTuberにおすすめ
SONY VLOGCAM ZV-1を搭載して撮影した動画も交えて徹底レビュー
- ジンバル選びのポイント
- VLOGCAM ZV-1での動画撮影時の悩み
- VLOGCAM ZV-1に試した手振れ対策
- CRANE M2 Sを選んだ決め手
- CRANE M2 S 有無での動画を比較!
- CRANE M2 Sの購入はこちら
ジンバル選びのポイント
自分のカメラは搭載可能?
動画撮影時の手振れを軽減してくれるジンバル。
購入時には注意が必要です。
それは、使いたいカメラが対応しているかどうか。
サイズが大きく高価なジンバルは、モーターのパワーが強いから搭載できると期待するのはよくありません。
例えば、ペイロード(耐荷重量)が5kgのジンバルがあったとします。
500g以下のコンデジが乗ったとしても、バランスが取れずジンバルが動かなかったり、アプリと連携できなかったりすることもあるんです...。
ですので、メーカーが公開しているカメラ互換性リストを調べてから購入することを強くおすすめします。
どのような悩みを解決したい?
僕の悩みは、旅用に購入した SONY VLOGCAM ZV-1 の手振れでした。
街歩き撮影時の手振れが不満でしたので、手振れを軽減してくれる軽量のジンバルを探しました。
サイズは色々
ジンバルは、映画やMVの撮影風景の映像でよく目にしますが、プロが使っているバカでかい物から、手のひらサイズでスマホにしか使えないような物まで、様々なサイズのジンバルがあります。
機能も色々
撮影している動画をスマホに転送できたり、マニュアルフォーカスレンズを手元のスティック上で焦点を合わせることができたり、暗いところでも撮影できるようにLEDが搭載されている物があったりします。
ジンバルをどのような状況で使用したいのか、どのような映像を撮りたいのか、使っているカメラセットのどの弱点を潰したいのかということをじっくり考えて、自分に合った1台を探してみましょう。
VLOGCAM ZV-1での動画撮影時の悩み
歩行時の手振れ
立ち止まって風景を撮影するときや、座って食事を撮影するときは気にならないのですが、歩行中にはどうしても手振れが発生してしまいます。
街歩き動画も撮影したい僕にとって、歩行時の手振れは致命傷でした。
VLOGCAM ZV-1に試した手振れ対策
アクティブモードに設定
VLOGCAM ZV-1 にはアクティブモードという設定があります。
この設定にすると、手振れが軽減される効果があります。
それでも、ブレないように気を付けながら撮影しないと、もちろんブレてしまいます。
また、代償として、画角が狭くなってしまいます。
旅先では、広い画角で街や自然の風景を撮影したいのに、画角が狭くなることには目をつむることはできませんでした。
三脚を使用
僕の場合は、手のひらサイズの三脚を装着して手元でカメラがブレないように気を付け、さらに膝のクッションを使いながら忍び足で歩行することにより、最小限の手振れに抑え込んでいました。
撮影に意識を奪われ、旅を全力で楽しめないのは悲しいところ。
動画編集ソフトを使用
アクティブモードで三脚を使ったとしても、ブレるところは発生してしまいます。
その場合は、動画編集ソフトを使用して編集していたのですが、画角が狭くなったり、不自然な映像になったりします。
それ以前に、工数が増えてしまうので大変。
様々な手振れ対策はしてはみたものの、妥協しているところがいくつもありました。
そんな僕の悩みを解決する手段はジンバルだという結論に至り、ジンバル探しの旅が始まりました。
CRANE M2 Sを選んだ決め手
549gの超軽量コンパクトボディ
YouTubeを見ていると ZHIYUN社製の CRANE M3 というジンバルを発見しました。
たったの700gで一部のフルサイズミラーレスも搭載可能という代物。
この軽さでフルサイズミラーレスも対応しているということには驚きました。
その後、2022年3月末に CRANE M2 S という、さらに軽い549gの超軽量コンパクトな新商品が出たことを知り、調査を開始しました。
旅行で荷物が重いと単純に疲れます。
ジンバルの重量は旅人にとって重要なポイントだと思います。
軽いだけではなく、この大きさにも注目してください。
ジンバルなのに、コンパクトで仰々しくないんです。
僕はこれまでジンバルを使ってなかったので、ジンバル撮影は目立って若干恥ずかしいかもしれないなと心配していましたが、この大きさなので、その心配はどこかに行ってしまいました。
また、価格も CRANE M3 より CRANE M2 S の方が1万円近く安く、初ジンバルとしては、購入のハードルが低いと感じました。
VLOGCAM ZV-1を搭載可能
ZHIYUN社の公式サイトには、各製品情報ページにカメラ互換性リストが用意されています。
CRANE M2 S のリストによると VLOGCAM ZV-1 も対応しているとのことでした。
このリストには記載されていませんでしたが、CRANE M2 S の公式ページには、スマートフォンも対応しているような記載がありましたので、iPhone 12 を乗せたところ動いてくれました。
CRANE M2 S にはベーシックとCOMBOが販売されているのですが、スマホを固定する部材はCOMBOを購入すると同梱されています。
僕の CRANE M2 S はベーシックなので、サードパーティー製を使用しています。
一部のフルサイズミラーレスを搭載可能
SONYだとフルサイズミラーレス一眼の α7S III も対応しています。
今後、動画用にフルサイズ一眼を買い替えることも視野に入れているので、将来的にも嬉しい事実でした。
もちろん全てのレンズが対応しているわけではありませんので、リストに記載されているかの確認は必要です。
LEDライト内臓
旅先で動画を撮影するときは、暗いことがあります。
暗いと画質が悪くなるので、LEDライトがあると便利なんです。
CRANE M2 S には、約1000ルーメンのLEDライトが内臓。
カメラの左側の白い部分が光ります。
数あるジンバルの中でもLEDライトが内臓されているのは希少だと思います。
CRANE M2 S には、カラフルなプレートが4枚付属されています。
このプレートを白い部分に磁石で張り付けて、物理的に光の色を変えることもできます。
以上の調査によって、CRANE M2 S があれば VLOGCAM ZV-1 の悩みが解消されることが確信できました。
購入を決断しましたが、事前にZHIYUN社に相談させていただいたところ、なんとご提供いただけることになりました。
CRANE M2 S 有無での動画を比較!
CRANE M2 S を使用して動画を撮影してきました。
手振れの解消度合を実際にご覧ください。
機材/設定/撮影方法
- ジンバル CRANE M2 S
- カメラ VLOGCAM ZV-1
- 設定 スタンダードモード
アクティブモード
ジンバル未使用時
・スタンダード&アクティブモード
・カメラは手で持ち、忍び足をせず歩行
ジンバル使用時
・スタンダードモード
・忍び足をせず歩行
比較動画
スタンダードモード(ジンバル無)
ご覧の通りブレブレ。
ジンバルなしの場合、歩行中の撮影はアクティブモードが必須だということが分かると思います。
アクティブモード(ジンバル無)
スタンダードモードより手振れは軽減されていますが、ところどころブレています。
許容範囲な方もいるかもしれませんが、階段や小走りしてしまうとブレブレになってしまいます。
手振れの検証なのでお忘れかもしれませんが、画角が狭くなっていることを思い出してください...。
スタンダードモード(ジンバル有)
ほとんど手振れのないヌルヌルの映像ですね。
小走りや階段でも問題ないかと思います。
求めていた映像にやっとたどり着けることができました。
手軽に持ち運べて、こんなにも手振れを軽減してくれる CRANE M2 S は、軽快に旅しながら綺麗な映像を撮影したいVloggerやYouTuberの方々には、ピッタリなのではと思いました。
各々持っているカメラや撮影スタイルは様々かと思います。
この記事や動画を見て気になってきた方は、ぜひご自身にあったジンバルを探してみてはいかがでしょうか。
CRANE M2 Sの購入はこちら
CRANE M2 S の詳細情報は 公式ページ や Amazon にてご確認ください。